女性の立場で考えた「ワークシェアリング」という働き方を実践中です。
「みんなの森 ぎふメディアコスモス」林美穂さん、狐塚久美子さん、林智子さん
国が進める仕事と生活の調和(ワーク・ライフ・バランス)の観点から、地方自治体や一般企業では「ワークシェアリング」の普及に力を入れており、今では女性の活躍や雇用拡大を進める上でも欠かせない戦略となっています。
今回は、人材派遣会社サン・テンポラリーのスタッフとして「みんなの森 ぎふメディアコスモス」で、ワークシェアリングを生かした働きかたをしている林美穂さん、狐塚久美子さん、林智子さんにお話をうかがいました。
Q :お仕事の内容や勤務時間について教えてください。
林(美)・狐塚:返却された本を棚に戻す作業や予約図書のウェブ処理、配送本の処理など司書さんの補助的業務をしています。早番に入ることが多く、1日7時間、週に2~3日働いています。
林(智):業務は同じですが私は遅番が多いです。こちらとは別の仕事もしているので、勤務は月6~8日ほどです。
Q:「ワークシェアリング」という働き方はどうですか?
林(美):13人のスタッフでシフトを組んでいます。ですから出勤日の希望も考慮してもらえるので用事がある日は安心して休むことができます。子どもが急に体調を崩した時は連絡を取り合って代わってもらうこともでき、助かっています。急な交代は人数が多いからこそできることなのではと思います。
狐塚:娘が大学進学で親元を離れ、時間がぽっかりと空いてしまったのですが、その時期にこちらの求人を知って、この働きかたならできるかと思い応募しました。競争意識などもなく、楽しく働けるのはワークシェアリングならではだと思います。外で働くことに初めは不安を持っていましたが、今は社会に出て本当に良かったと感じています。
林(智):家事や子育てをしつつ自分の時間も持ちたいという中で、無理のない働きかたなのではと感じています。いわゆる扶養範囲内でおさまりますし、仕事と生活の調和もとれて、毎日が充実しています。休館日はみんなでランチに出かけることもあるなど、大切なコミュニティでもあります。
創業30年以上・岐阜市密着の人財サービス会社「サン・テンポラリー」。保育関係(官・民)や官公庁・民間企業など800社以上の信頼と実績。登録スタッフの75%が女性であることも特徴。岐阜県ワーク・ライフ・バランス推進エクセレント企業に認定。